狭間06エピソード集

エピソード『不安とオトナ』

---

目次

• エピソード『不安とオトナ』
  • 登場人物
  • 教室でいちゃつく女子二名
  • 余談
  • 時系列
  • 解説

---

エピソード『不安とオトナ』

登場人物

葉島多菜

自分に自信がない過小評価系陸上女子。

宮崎清花

トップアスリーテス的空手ガール。多菜さんをお嫁さんにしたがっている。

葛葉仁太郎

関節とか筋肉の反りとか伸びに心奪われる系男子。

教室でいちゃつく女子二名

[Hisasi] 多菜さん達はもう中三だったなぁ
[Toyolina] そうですよ
[Hisasi] そのままウル高に進学かな
[Hisasi] 多菜さんはそのまま陸上で頑張る、そこそこ結果は出せてるけどそこは凡人なので県トップとまではいかない、せつない

多菜

「……」

[Hisasi] ＃微妙にお悩み顔
[Toyolina] ＃トップアスリートの清花とすれ違い展開かむねあつ
[Hisasi] ＃走るのは好きだけど多分才能的には凡人にしてはというのが自分でもわかる
[Hisasi] ＃きゃ！
[Hisasi] ＃そしてサヤサヤは才能を発揮してぐんぐん進んでいっちゃうんですねわかります
[Hisasi] ＃そしてやっさんは北高へ進学する予定、北メンめ
[Hisasi] ＃そのうえやっさんはソリストとして結構実力認められてそっち系はどうなの？　とか言われたりしてる

多菜

「……みんな、すごいな」

[Hisasi] ＃成績としてはなかなかイイ線いってるけどせいぜい県では三位レベルで全国とかとてもとても
[Hisasi] ＃厳しい現実が目の前に
[Toyolina] ＃県三位とかマジ上出来なのに(´・ω・`)
[Hisasi] ＃周りがすごすぎたんや……
[Hisasi] ＃それに最近はちょっと体がおもくて
[Toyolina] ＃良い感じに育ったせいか
[Hisasi] ＃むちむちしてきたせいなの？　むちむちの代償？

多菜

「部活、どうしようかな」

[Hisasi] ＃高校の
[Hisasi] ＃陸上でいけるなら行きたいけど自分の伸び幅に限界を感じつつある多菜さん

多菜

「……」

清花

「え、陸上つづけるんでしょ？」

[Hisasi] ＃走るのは楽しいけど、それだけでやっていけるのだろうか、と

多菜

「えっ、あ……」

[Hisasi] ＃慌てて顔をあげて

多菜

「うん、できれば続けたいなって思ってる、んだけど」

多菜

「でも、好きなだけでいいのかなって。結果とか」

[Hisasi] ＃結果が出せないのに続けていけるんだろうかなー的な
[Hisasi] ＃実際、成績的には落ち着いてきてるというかあまり伸びがみられなくなってきた
[Hisasi] ＃しかし足の良さは男子（および一部の女子）に非常に好評ですがその事実を多菜さんは知らない

清花

「県三位って相当すごいんだから自信もってドヤアって感じでいたらいいんだよ」

多菜

「そう、かな。うん……」

[Hisasi] ＃でもドヤ顔は苦手やねん
[Hisasi] ＃いつもハの字眉毛やねん

清花

「高校の陸上部、もう予約しにきてるんでしょ？」

多菜

「なんかもうすぐ高校生だし、色々考えなきゃだめなのかなって思っちゃって」

多菜

「うん、こないだも来てた」

清花

「色々？　16なったら結婚できるから、私の嫁になる道もあるとかそういうかんじ？」

[Hisasi] ＃結果はそこそこ出してるのに周りが凄かったり本人が自己評価低かったりでなかなか

多菜

「えっ、た、確かに結婚はできるけどそれ以前に色々とっ」

[Hisasi] ＃拒否はせんのかｗ
[Toyolina] ＃拒否されなかった！
[Hisasi] ＃サヤサヤの嫁なら楽しいかもとか一瞬かんがえたｗ

多菜

「でも、そっか……もう高校生は大人なんだね」

清花

「私、完璧に多菜に餌付けされてるから、毎日多菜ご飯食べたい！」

[Hisasi] ＃子供だよ！！
[Hisasi] ＃その発想は子供だよ！！　ｗ

清花

「そうかなあ、今三年生だから学校でえらそうにしてられるけど、高校はいったらまた一年生だし、下っ端で全然オトナって印象ないけど……」

多菜

「私、三年だけど全然オトナって感じじゃないかも」

清花

「えっ」

[Hisasi] ＃むしろ先輩なのに腰が低くて、
[Toyolina] ＃視線が三点ほどいったりきたりした
[Hisasi] ＃サヤサヤさんたら

多菜

「どうしたの？」

[Hisasi] ＃もう入学当初からみて結構むちむちしてきました
[Hisasi] ＃しかし多菜さんも女の人の基準がりまこさんなので……
[Hisasi] ＃りまこさんあちこちでハードルあげすぎやろ……

清花

「これのどこが（指で多菜ラインをなぞった）」

多菜

「きゃっ」

[Toyolina] ＃罪な猛禽だったりま公
[Hisasi] ＃サヤサヤさんったら！！
[Hisasi] ＃これがクラスで男子の目前で行っていると
[Hisasi] ＃男子炎上ですね
[Toyolina] ＃さすがにそこまでハラスメントは……
[Toyolina] ＃炎上させたほうがいいならするが！
[Hisasi] ＃女子のスキンシップなので

多菜

「そ、そうじゃなくて、その、もっと気持ち的な」

[Hisasi] ＃でももうスキンシップには慣れていた（日常的なの！？
[Toyolina] ＃日常だった

清花

「多菜のいうオトナがどういうのかちょっと教えてもらおうか……」

[arca] ＃少なくとも仁太郎は炎上している

多菜

「こう、落ち着いてて余裕があって、その、一緒にいて安心させてくれるような？」

[Hisasi] ＃りまこさんとかかずこ先生とか
[Hisasi] ＃つまりハードルが高いのね

清花

「なるほど私か」

多菜

「あ」

[Hisasi] ＃そういえばそうかも？　（多菜さん影響されやすすぎです
[Toyolina] ＃落ち着いてないが
[Toyolina] ＃最初からダウトだが

多菜

「もっと余裕もてるようになりたいかも」

[Hisasi] ＃うむ
[Hisasi] ＃だがその薄幸そうな小動物的雰囲気が多菜さんの人気でもあるのだった

多菜

「よし、高校生になったらもっと余裕のある大人っぽい人になりたい」

[Hisasi] ＃だがこういってる時点で割と無理＾＾
[Toyolina] ＃ムリゲーｗ

清花

「いろんな経験すると余裕出るって一般論が言ってた」

多菜

「……いろんな経験」

[Hisasi] ＃想像が追いつかないのでいかんとも

清花

「アスリート的にはあれ、努力して閾値上げるとかいうのが模範解答」

多菜

「努力か」

[Hisasi] ＃わかりやすいのは大好きです

多菜

「うん、やっぱり努力だよね」

[Hisasi] ＃ジャンプ的に
[Hisasi] ＃今のジャンプはどうかしらんけど

清花

「鴨川会長も成功するホニャララはみんな努力しておるって言ってた」

[Hisasi] ＃そしてまた素敵女子を目指して女子力を高めるべく色々とチャレンジするのだ

多菜

「うん、頑張る」

[Hisasi] ＃
[Hisasi] ＃そして女子力の目標としてはやはりりまこさんか……
[Hisasi] ＃ことごとく目標が高すぎるんですね、

清花

「んで最終的に宮崎多菜にゴールイン！　やった！」

多菜

「そっちにゴールなの！？」

[Hisasi] ＃この子達＾＾
[Hisasi] ＃男子が息してませんよ

清花

「よそにはあげません！」

多菜

「もうっ」＞くすくす笑って

[Hisasi] ＃そしていつものキャッキャウフフ

仁太郎

（ぐぬぬ

[Hisasi] ＃クラスの男子達のライフは０よ
[Hisasi] ＃多菜さんは相変わらずだったよ
[Hisasi] ＃でも高校生になるにあたって落ち着きのある大人を目指すよ
[Hisasi] ＃そしてサヤサヤといちゃついたりバカ枠に振り回されたりするんだろう
[Toyolina] ＃落ち着きのあるオトナ

余談

[Hisasi] こんどはやっさんの現状もやろう
[Hisasi] あっちは割と安定なんだけどなあ
[Hisasi] リア充で
[Hisasi] 逆にやっさんがリア充だから多菜さんが自分は……というスパイラルに陥る
[Toyolina] 難儀系やった
[Hisasi] 多菜さんは上を見過ぎてる気がします
[Toyolina] だがまってほしい　手近な超高いハードルであるりま公は落ち着いていただろうか
[Hisasi] 多菜さんアイだと落ち着いて見えましたし、お姉さんだったし……
[Hisasi] りまこさん、子どもの前だとおねえさん的だったし……
[Hisasi] 普段はパンツだったけど（ひでえ
[Toyolina] たしかにお姉さんではありましたパンツだったけど
[Hisasi] めくられてもこら！　でお姉さん的対処してたし
[Toyolina] コドモのすることだからというのは確かにあった
[Toyolina] ＃彼氏があまり騒がないからパンツ見えるのが大事と思ってなかった説
[Hisasi] 彼氏見慣れすぎてたんや……
[Toyolina] 入学早々見られてたからな

時系列

高校進学を控えた2013年冬

解説

教室でいちゃつく女子二名。多菜さんの素質に限界が見え始めた。

[HA06P]エピソード『みつあみエヴァちゃん』←　→[HA06P]エピソード『バレンタインデー準備』