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狭間06エピソード集

エピソード『黒騎士の戦い。超重量戦士vs死の槍使い』


目次


エピソード『黒騎士の戦い。超重量戦士vs死の槍使い』

登場人物

カウラアード・シルフィ・ルートスペード
2代目黒騎士
佐藤火星
3代目黒騎士
渡部祢黒
4代目黒騎士

意気込む3代目

[utako] #ウル中トーナメント部
[utako] #東軍、遊撃隊外部参加班

火星@黒騎士
『(悪役……悪役……、ヒール。今日はちょっと悪役っぽく……)』

[utako] #棍の担ぎ方を変えてみたり、立ち方を変えてみたり試行錯誤。

歩兵一年
「……おい、今日の黒さん。何かそわそわしてるけど……あれなんだろう」
歩兵一年B
「向こうに戦いたい奴がいるんだろ。見てみろよ、あのポーズ……意味解んないけど、やる気まんまんじゃんか」
火星
(四股踏んでる)
火星
『(怖いぞぉ、今日の黒騎士は怖いぞぉ)』(どすこい、どすこい

4代目候補

[utako] #西軍

カウラ@黒騎士
「……何してるのかしら。あのお馬鹿は」
カウラ
「あれはあれで準備が出来てる証なのかしらね……、貴女のほうはどう? 祢黒」
祢黒@黒騎士
「はい、問題ありませんルートスペード先輩」(槍を構える
カウラ
「呼び辛いでしょ。カウラで良いわ」
祢黒
「ではカウラさま」
カウラ
「そこは先輩にしておきなさい。様は禁止。(くすくすと笑ってブロードソードを構え) とりあえず、実力を見たいからあのお相撲さん(四股踏んでる火星)と当たって来なさい。道は開いてあげるわ」
祢黒
「わかりました、先輩。相性はいい相手です」(軽く槍を掲げ、意気を吐く

[TK-Leana] # 槍の先に瘴気が漂ってる

カウラ
「良い心意気よ。頑張ってきなさい。破る事が出来たら……そうね。あの子の後の、4代目を任せても良いかしら。それに何かご褒美をあげるわ」
祢黒
「ご褒美ですか……何でしょう」(首をかしげ
カウラ
「そうね……、私は貴女の好みについては良く知らないの。私より高位の吸血鬼に会わせてあげる、とかは……ご褒美になるのかしら?」
祢黒
「そんな、畏れ多い」
カウラ
「会った事はあるかもしれないのだけれど、折角日本に来たのだから良い経験になると思うわよ?」
祢黒
「折角のお誘いですが……」
カウラ
「乗り気ではないわね……、そう言う対象ではなかったかしら」
祢黒
「宿木の方々を敬愛はしておりますが」
カウラ
「……貴女、今欲しいものとかないの?」
祢黒
「今ですか……」(悩んでる
カウラ
「欲がないわねぇ……、良いわ。何でも良いから考えなさい! 多少お金がかかっても良いわ。勝って獲なさい。黒騎士には重要な事よ!」
祢黒
「分かりました、勝負のうちに考えておきます」

[utako] #そうして暫くすると号令が鳴り、戦が始まった。

黒の激突

[utako] #道中はカウラが先陣を切って火星の元まで誘導し、対峙したところで引く。

火星
『(あれ? 先輩が来たと思ったら……)』
祢黒
(長もの持ってるようには思えない身軽な動作で周囲を蹴散らしつつ、火星の前に立つ)
火星
『(一年生かな……やる気だなぁ)』(棍を振って構え、相対する
火星
『(悪いけど……先手必勝!)』

[utako] #巨体に見合わない瞬発力で迫る火星。先手の一撃を加えようとして失敗し
[utako] #すかさず祢黒が瘴気を宿す槍で切り払うが、火星の装甲に展開しているシールドがそれを弾いた。

祢黒
「そちらもなかなかやりますね」
火星
『(……槍の攻撃以外にも、何か持ってる)』

[utako] #警戒しつつ火星の尻尾が祢黒の足元を狙い、祢黒の舞うような槍捌きが尻尾を往なす。

火星
『(何だろう今の……、変な手ごたえだ)』

[utako] #続けて火星の体重を乗せた棍棒の振り下ろし。祢黒は生命力を吸い取る異能を使い速度を減衰させて回避しカウンター気味に槍を差込む。
[utako] #火星は避けずに装甲で受けるが、徐々に体力を減らされていく。

祢黒
「(少し軽かったですね)」
火星
『(派手さはないけど……、確実に圧されてる)』

[utako] #火星は今までにない敵に楽しくなり、力を篭めた一撃を振るおうとするが失敗。
[utako] #祢黒の槍の連撃が始まり、さすがの火星も防御だけに頼らず回避を行う

火星
『(……まずいなぁ)』

[utako] #一旦冷静になりながら棍を振り回して牽制しようとするが上手くいかず、隙を作るだけに終わる。
[utako] #祢黒の突きは止まらず、火星も回避に専念し精神干渉を仕掛けようとするが、それも失敗に終わった。
[utako] #やっと祢黒の連撃が止まり、火星も反撃しようとするが動けず。距離を取るための離れ際の祢黒の一撃が火星の脛を打った。

火星
『(……痛ぁいッ!!)』
祢黒
「(思ったより粘りますね)」

[utako] #火星は槍を壊すように棍を振り下ろすが、またも失敗
[utako] #祢黒は舞うように石突を入れ、火星は寸での所で掴んで止め祢黒引き寄せながら回転して尻尾で叩く。
[utako] #祢黒は懐に飛び込んで攻撃を避け、死の指で触れようするが流れに乗った火星の棍棒がそれを横薙ぎにして防ぎ、祢黒も改めて距離を取り直してから再度槍の攻撃を繰り出す。
[utako] #火星は避けて間合いを詰めて投げにかかるが、祢黒の鋭い突きは火星を近づけない。
[utako] #改めて棍を振って打ち据え様とするが、火星の動きもだいぶ悪くなってきた。
[utako] #状況を見て、祢黒も相手の生命力を削ぎつつ降伏勧告。

祢黒
(余裕ぶった態度で、槍の石突を地面に突き立てる)
火星
(ゼーゼーと肩で息をしながら、意味を受け取り……少し考る)

[utako] #シールドで異能を弾きつつ、火星も少し悩むが…

火星
(深呼吸してきょろきょろと周囲を見てから、棍を捨てて手刀で構える)

[utako] #捨て身の肉弾戦を仕掛けようとしても火星の体は上手く動かず、祢黒は思いっきりぶった切りにかかるが、疲労故か両者の動きが止まる。
#しきり直しとなった所で火星は体重を乗せて拳を振り下ろす。 [utako] #祢黒の異能は威力を減衰させて辛うじて避け、相手の体勢が崩れた所で切り払おうとするが失敗。
[utako] #火星も続けて拳を振り上げるが、腕は上がらず祢黒の槍も虚空を突いた。
[utako] #息を切らしながら火星の側転からの踵落とし、祢黒は威力を減衰させるつつ受け、そのまま生命力を吸い取ろうとするが異能は発動せず、火星も尻尾での足払いを外してしまう。
[utako] #祢黒は火星を突き飛ばして体勢が崩れた所を薙ぎ払うが、火星は踏ん張り装甲で攻撃を弾いてから右ストレートを見舞おうとするが動きが鈍い。
[utako] #隙は見逃さず祢黒の槍が火星を突く。
[utako] #回避はせず装甲で弾きながら火星はハイキックを繰り出し、祢黒も威力を減衰させながら避け、さらに突きを繰り出す。
[utako] #火星は装甲で攻撃を弾きながらタックルし、祢黒は正面から受け倒されてしまい…
[utako] #攻防は終わった。

火星
『……』(暫く呆然としていたが、倒れた祢黒を担いで、大きく腕を上げながら戦場から退く)

[utako] #火星、勝利

部室に戻り

火星
「……」(プシュゥ……とほぼ電池切れ)
祢黒
「形勢有利と見て油断しました」

[TK-Leana] # 珍しく落ち込んだ感じでため息

火星
「……あはは、僕ももう負けるかと思って……ほら剣豪か誰かが、鞘を捨てるって言うでしょ? ……でも、何か色々思い出しちゃってさ。最後までやろうかなって……」
火星
「……でも、本当に強かったよ。祢黒ちゃん……槍使うのも上手だし、何かこう……ピリリッって見えない攻撃も乗せてきて、凄かったなぁ」
祢黒
「私も、佐藤先輩が予想外に強かった事に驚愕しました。流石、カウラ先輩を一度は打ち破っただけはあります」
火星
「……実は、部長にも勝った事があるんだよ?」(小声で、こそっと自慢)
祢黒
「変身した部長にですか?」
火星
「そうそう……僕の時は、仁王像みたいな鎧姿だったけどね。部長は僕なんかよりすっごく丈夫で。思い切り(強制力:12)叩いても防がれちゃって……強かったなぁ」
祢黒
「仮面ライダーでは無かったのですか」
火星
「トーナメント部だから鎧だったかなぁ」
祢黒
「さほど強そうにも見えませんが、意外です」
火星
「エヘヘ……」(照れ照れと笑い
祢黒
「しかし、私程度に後れを取りそうになるようではまだまだですね」
火星
「……う、うん。僕もまだまだ頑張って強くなるよ!」(一番苦戦したよ、とは先輩に悪いので言わない)
火星
「また今度戦おうね。」
祢黒
「実戦であれば、カウラ先輩なら私程度五秒、部長なら七秒でノックアウトです」

時系列

2013年秋

解説

3代目黒騎士と4代目黒騎士見習いの勝負
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とにかく、元気いっぱい!ぶらりんぱわーではぴはぴ! 常識的な子は少ないけど、それでもあまり修正しないところがはぴはぴ!Paとジト目担はこちらです
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