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狭間06エピソード集

エピソード『家族の未来』


目次


エピソード『家族の未来』

登場人物

無戸室ロザリンデ花梨
割りと隙のない若奥様。
無戸室近衛
色々と隙の多い旦那様。

本文

[TK-Leana] 密かにローザの料理スキルを上げたり

ローザ
「和食以外もそこそこできるようになりました。中華やエスニックにまではまだ手が届きませんが」

[utako] #13にあがってる。しかも細分化も

近衛
「飯が美味くて助かるが、油断するとすぐ肉がついちまうさなぁ……」
ローザ
「きちんとその辺りのバランスも考えてますわ」
近衛
「カロリー計算も食い過ぎの前では無意味ってな聞くもんだが……、俺の知らぬ間に運動までコントロールされてるのかもしかして」
ローザ
「ええ、もちろん」
近衛
「気がつけばムキムキのマッチョメンになってる可能性もあるって事か……!?」
ローザ
「実際気が付けばムキムキのマッチョメンになってた人が何を今更」
近衛
「いやいや、身長も20cmばかり伸びて笑顔と髭の美しい生き物の方さな。関羽みたいな」
ローザ
「食事管理くらいでそんな事になったら流石に怖いですわ」
近衛
「そうか……そうだよな。儚い夢だった……」
ローザ
「なりたかったんですか?」
近衛
「くっ……、小学生の頃の『25歳の僕・私』て言うの作品の中じゃ……、そうなってたんだ!」
ローザ
「流石に25歳で関羽は難しいと思いますわ」
近衛
「25で関羽だと40前には死にそうだもんな……」
ローザ
「ま、見た目なんて大した問題じゃありませんわ。男は中身です。中身で関羽に迫ればいいのです」
近衛
「関羽の中身にはそれほど憧れてねぇから中身は良いんだ。中身は」
ローザ
(少し考えて)「まあ、関羽ですもんね」
ローザ
「それにしても、外見からそれらしいのを求めるあたり、やはりカウラさんの父ですわ」
近衛
「そりゃ嬉しい言葉だが、後々『お父様と一緒なんてやだ』なんて言われて精神的に4倍ダメージが入りそうだ……」
ローザ
「間違いなく言われますわね」
近衛
「娘は父に似るとか言うが、ローザは大河さんに……似てるよな。ディミトリアさんよりは」
ローザ
「そうですね。見た目は母譲りだと思いますが、性格は父の影響の方が強いと、我ながら思います」
近衛
「最終的には何だかんだで息子は父に、娘は母に似て来そうだなぁ……とは思うが、孫が生まれるぐらいになってもローザは今のまんまな気がするんだが」
ローザ
「そうかしら?」
近衛
「肝っ玉母さんからおばあちゃんにジョブチェンジする際には、良い意味でパワーアップはしてるだろうけどな」
ローザ
「まあ、人間本質的にはそう変わらないものですわ」
近衛
「ローザはどんな感じになってると思うんだ?」
ローザ
「そうですわね……」
ローザ
「何が変わろうとも、わたくしは100年後もあなたの傍に。それで十分でしょう」
近衛
「霞になっちゃいそうなぐらい格好可愛い台詞……、ええ嫁さんどす」(くりくりと頭を撫でて)
ローザ
「ふふ、近衛さんはどう思ってますの?」
近衛
「……100年もありゃ、色々と環境や人も変わっちまうだろうから、やや大人しめの性格にはなってると思うさな。」
ローザ
「期待できませんわ」(ため息
近衛
「ややだぞ、やや。だいぶハードルを下げたんだから少しは期待してくれよ」(笑って
ローザ
「ふふ、そうおっしゃるんでしたらご自身の日ごろの行いを少しは見直してください」
近衛
(思い返して)「よし、2日のところを1日、いや半日にするように頑張ろう。それなら出来そうな気がする」
ローザ
「何の時間ですか!」
近衛
「言わせないでくれ、恥ずかしいさな……」
ローザ
「じゃあ言わないでください、恥ずかしい」
近衛
「しかしまぁ、人間どっかで丸く収まるもんさ。その時がいつ来るかは解らねぇが……いつか俺にも来るだろ。そう言う時が」
ローザ
「変な方向に枯れないでくださいね」
近衛
「どう枯れていくかは、そりゃ……解らん。」
ローザ
「まあ、未来の話ですもの、そうなってから考えましょう」
近衛
「大人しくなるのは良いが、枯れない様には頑張っていこう……」(うんうんと頷いて
近衛
「そう言えば、未来と言うにはそう遠くねぇ話だがローザも和食も得意になってきた所だ。塔の利用で客が泊まる事も出てくるだろうし、無理のねぇ範囲で料理が必要な時にはお願いするさな」
ローザ
「客人をもてなすのは、当然妻の務めですわ」
近衛
「勤めなのは解るが、お腹が大きくなってくれば務めも休むように。な?」
ローザ
「それは……仕方ありませんわ。その時はメイドたちに負担をかける事になりますわ」
近衛
「そこまで多く来る事はねぇだろうが、いざって時はメイドさん達も含めて家族で頑張ろう」
ローザ
「ええ。幸いにと言っていいのかしら。我が家には女手はいくらでもありますし」
近衛
「幸いにな。男手も頑張るぞ。力仕事と雑用では特に役に立つ自信はある」
ローザ
(じと)「皮肉で言ったんですけど……まあ、子供たちも娘の方が多いですし。むしろ、男手が少ないのかしら」
近衛
「その程度、俺には可愛い皮肉さな……(不適に笑って)……男手は少ねぇな。まともに動けるのは俺と竜と……(山猫さんことマティは数にいれずに)……俺と竜だけだな」
ローザ
「そうですね。竜さんは頼めば黙々と働いてくれそうですが……」
近衛
「……客の対応なんかできるのか、ちょいと心配だな」
ローザ
「そこは慣れてもらうしかないですわ。ほ、ほら、竜さんも外に出て段々社交的に……」
近衛
「……海に行く時に変なアロハ買って来るぐらいのユーモアは持ち合わせたわけだ。……きっと平気だ……、きっと」
ローザ
「アレはユーモアと言うか、単にズレてただけのような」
近衛
「困った事にはならねぇとは思うが……、常識本の一冊でも渡しとくかね……」
ローザ
「それはそれで、何か変な事になりそうですが……まあ、少なくともリディアを師姉と仰いでいる現状よりは安心できるようになるかもしれません」
近衛
「人付き合いが生まれるのは良いと思って放っているが、あれやっぱり変だよな。その内、竜まで『お姉様! お風呂で洗いっこで裸のお付き合いですわ! デュフゥ』とかいうノリにならねぇか……ちょいと心配だ」
ローザ
「……そうですね、竜さんも近衛さんの子供。素質はあるかもしれません」
近衛
「あの変態暗殺娘と俺って同種なのか!?」
ローザ
「『お風呂で洗いっこ! デュフゥ』の部分だけ抜き出せば類似している気がしなくも」
近衛
(ふらりと手をついて)「生涯の内で5位には入る衝撃を受けた気分だが……、デュフゥは言ってなくても俺も似たような事言った記憶が、あったりあるようなあらららら……」
ローザ
「まあ、近衛さんはもう少し弁えて……らっしゃると思いたいですけど」
近衛
「ご勘弁ください。弁えさせて頂きます。」(近衛の中でリディアは超えていけないラインだった)
ローザ
「まあ、近衛さんは基本的にもう少し別方向ですしね」
近衛
「別方向であっても多少の類似性は消えないのか……、おおぉ……」(何故か今までのセクハラの数々が走馬灯の様に過ぎった)
ローザ
「近衛さん、大丈夫ですか?」
近衛
「……大丈夫、……、うん……平気……変態……知ってた……大丈夫……大丈夫……」(うつぶせに倒れてぼそぼそ)
ローザ
「傷つくくらいなら普段からつつしんで下されば……いえ、それも近衛さんらしくありませんわね」(ぽんぽん
近衛
「変態だと言われるのは平気だが……リディアとの類似性を言われた今、高菜と一緒に芋虫食ったラブやんと同じ心境なので慎みを持ってセクハラする方向にします……」
ローザ
「よろしい。リディアも悪い子じゃないんですけど……」
近衛
「……その点は同意さな。面倒見は良いみてぇだし、良い子なんだろうが……俺が会った中ではかなりの残念美人だ」
ローザ
「もうすこし、レディとしての教育を施せばよかったのですが……わたくしは長らく吹利におりましたから」
近衛
「そりゃ10歳ぐらいでこっちに来たんだろ? 当時7歳そこらの年下の子が10年後ああなるとは誰も思わねぇさな」
ローザ
「ですわよね……」
近衛
「ローザの所のあのやたら強いメイドさんを派遣してやったらどうだ? 矯正的な意味で……」
ローザ
「他家の娘ですから、なかなか難しいですわ、それも」
近衛
「名家の交流とはいかねぇもんだな……、うちに来た時にちょいちょいと小言を漏らしとくか」
ローザ
「そうですね」

時系列

2013年9月

解説

料理の腕を着々と磨く若妻ローザ。次は中華かエスニックか。
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月影れあな

月影れあな

ログ切り人。IRCでのNickはTK-Leana。 思いつきでキャラメイクしては一発ネタで終わることが多いため、参加者ページのキャラクターリストは出オチキャラの墓場になっている。
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