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狭間06エピソード集

アネモネラウンジ『銀河鉄道999の日』


目次


登場人物

緋昏歩
アネモネラウンジの店主。記録屋。
獅子王
モノノケ商店街の住人。鵺。

本文

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[arca] #アネモネラウンジ

    歩:(鉄道模型をテーブルに飾っている

[arca] #凝ったものではなく、テーブルを演習して一周する線路だけ

    歩:「出発進行☆」

[arca] #圧力を入れて模型を動かす
[arca] #模型はC62蒸気機関車

    C62:(ふいー

[arca] #コトンコトンと模型列車が走る

    歩:「ちゃんと動くわね。古くて動くか不安って聞いてたけど」
    獅子王:「たのもー……なにをしてるのだ?」
    歩:「いらっしゃい。見ての通り、鉄道模型よ。Nゲージ」
    獅子王:「えぬげーじ?」
    歩:「そ、縮尺の規格みたいなんだけど。正直私もよくわからないけどね、ふふ」

[arca] #周回する模型を見ながら微笑む

    獅子王:「むーぬ。しかしこれは蒸気機関車だな、なつかしい」
    歩:「C62型って言うらしいの」
    歩:「銀河鉄道999って言うアニメがあってね、それに出てくる宇宙を走る機関車のモデルなの」
    獅子王:「実物は見たことがある気がする。しかしアニメは知らんな」
    歩:「うそ、結構有名なんだけどな」
    獅子王:「ここ四、五十年のことは疎いんだ。山ごもりしててからな」
    歩:「ふーん…、修行でもしてたの?」
    獅子王:「いや、相棒の墓守だ。墓標はないけどな」
    歩:「……なんか悪い子と聞いちゃったかな」
    獅子王:「いや、別に構わん。とりあえず麦茶」
    歩:「ええ、すぐ持ってくるわね」
    獅子王:(周回する模型機関車を見つめつつ何かに思いを馳せる

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時系列

2013年9月14日。

解説

鉄道模型を飾ってみる歩さん。

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