狭間06エピソード集

エピソード『あるアネモネラウンジの一日』

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目次

• エピソード『あるアネモネラウンジの一日』
  • 登場人物
  • 朝――客は少ない
  • 昼――本日のランチは唐揚げ
  • 明日のメニューは無茶ぶり
  • 時系列
  • 解説

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エピソード『あるアネモネラウンジの一日』

登場人物

緋昏歩

店主。収益は少ない。

ラガルティッハ・K・U

ただ飯目当てで寄って来たいやしんぼ。

朝――客は少ない

[arca_mesi] ＃モノノケ商店街。アネモネラウンジ

歩

「朝はやっぱりお客来ないなー」（WLでエンダーマンぽこりつつ

歩

「モーニングメニューとかも作ろうかな？…その前に朝きてくれるお客さん達を開拓しないと…」

[arca_mesi] ＃ぽこぽこ
[arca_mesi] ＃本日のメニューはニンニクを使わないトマトソースパスタと１日遅れのハロウィンセット

歩

「おかげでエンダーパールは順調に集まるけど」

[arca_mesi] .role 1d6
[arca_mesi] .roll 1d6
[Role] roll[arca_mesi]: 3 (+3) ですわ☆
[arca_mesi] ＃１日平均三個くらいのペース

歩

「そう言えばいくつ集めるんだろ」

歩

「それもお楽しみって事なのかな」（ぽこぽこ

昼――本日のランチは唐揚げ

歩

「土日のメニューどうしようかなー」

[arca] ＃本日のメニューのから揚げを作りつつ

歩

「今日が揚げ物だからサッパリ系が良いかな？」

[arca] ＃からあげからから

歩

「よし、できた」

[arca] ＃から揚げをトレイに上げて油を切る

歩

「揚げたておいし。だれか冷えないうちに来ないかな」

ラガル

|౪◟◉)^

歩

「あ、」

歩

「本当に来た」（嬉しそう

ラガル

（からんころん）　「タダ飯が食べられると、巷の噂に誘われて……」

[u_tako] ＃たかり屋参上

歩

「え…さすがにタダじゃないけど。……味見なら良いよ？」

[arca] ＃から揚げを二つ程小皿に載せて渡す

ラガル

「ひっひっひ、まずは味見から…徐々に勢力拡大をさせつつお台所の隅まで爬虫類帝国の物となるのである。いただきます」

歩

「それなんか黒いヤツみたいよ…」

[arca] ＃サクサクジューシーなからあげ

ラガル

「黒いヤツは大事な食料」

[u_tako] ＃からあげのお焦げをつつきながら

歩

「いつかの影ちゃんと同じこと言ってるわね……もっと食べたかったらお金払ってねー」（食べる様子を眺めつつt

ラガル

「客から金を獲る気かー！！」　（◎□◎　）くわっ

歩

（びくぅ）「お金を払うからお客でしょ！？」

歩

「払わなかったらただのかわいいラガルちゃんじゃない」（ぶー

ラガル

「…そうでした」　（ちびちびとからあげ齧り

ラガル

「お客様は神様ですと言いながら日本人は神様からお金を搾取して肥えていく…神様お財布寂しい…、日本人コワイアル」

歩

「うちはこれでも利益で経費プラマイ０なのよ？」

歩

「趣味みたいなものだしね」

ラガル

「学生に優しいなー」

歩

「夕方ぐらいになると結構学校外にのこ達が来てくれるんだけどね。朝はサッパリなのよ」

[arca] ＃学校帰りの子達

ラガル

「うちの犯罪者が男の子来ないか狙ってた。……あ、これ秘密」

歩

「結構来てるよ？でも危ないから来ないでって言うのもあれよね…」

歩

「って、ナチュラルに犯罪者扱いしたらなんかかわいそう」

[arca] ＃しょんぼり

ラガル

「行かせないから大丈夫」

歩

「それはそれで私が寂しいし…。そういえば、ラガルちゃんはどんなのがタイプなの？」

ラガル

「肉なら、鳥より豚派」　（からあげ見つつ

歩

「そうなんだ、覚えとく。そうじゃなくて、好きな男の子のタイプよ」

ラガル

「好きな男の子？…………（がじがじと齧りながら）　……考えた事もない」

歩

「そっかー…ないなら仕方ないけど。そう言うの興味ない？」

ラガル

「ないわけじゃないし。テレビで３０までには結婚したいーとかＯＬが言ってるのは時々気になる」

歩

「…………そうね。でもラガルちゃんにはそのラインは関係なさそうだけど」

ラガル

「３０過ぎると辛いらしい…」

[u_tako] ＃何が辛いのかとか全く解ってない顔して大人ぶりながらから揚げ齧る

歩

「実際になってみないとわからないけど、ラガルちゃんなら大丈夫よ」

ラガル

「困った時には凧田の爺ちゃんにお見合いお世話してもらうから大丈夫だし」

歩

「お見合いかー…妖怪界隈は今でも尾見愛とかたくさん有りそうね」

ラガル

「昔住んでた近所のさっちゃんはお見合い結婚してた。男の方ゴリラみたいなやつだったけど」

歩

「さっちゃん？結婚したってことは一応タイプだったってことかな」

ラガル

「もう仕方ないかなーって言ってた」

歩

「それは何と言うか、今のとしで聞きたくないセリフね…」

ラガル

「仕方なくてもラガルはゴリラはヤだ…」

歩

「私もちょっと想像できないわ。結婚か……」

ラガル

「歩はまだ若いから平気」

歩

「それは、そうだけど。うん」（複雑な表情でから揚げをつまむ

ラガル

「いざとなったら死に掛けのお金持ちの爺ちゃん見つけよう」

歩

「私、これでも結構お金持ちなのよ？」（ふふん

ラガル

「あー……なんだっけ、夜のお仕事？」

歩

「活動時間は夜だけど、ちょっとちがうかな。情報屋よ」

ラガル

「そう、それ」

歩

「うん。これやってなかったらこのお店もこんな価格ではやれないのよね。そういえばフェロさんが今度何か頼むかもしれないって言ってたけど。結局なんだったんだろ」

ラガル

（小首を傾げて暫く考えると…）　「あー……」

歩

「ん？」（同じ角度で首をかしげている

ラガル

（何か心当たりがあるようだったが、がじがじとからあげ齧る）　「多分、大丈夫」

歩

「そうなの？ならいいけど」（ちょっと気になる

ラガル

「（黒い奴らはどんどん増えてるけど…、半分以上はＷＬで対処できてるし、今の所脅威でもないし…）」

歩

「私にできることならなんでも協力するからね。あとできれば土日のメニューのリクエストちょうだい」

ラガル

「カース・マルツゥ食べたい」

歩

「そんなすごいものはさすがにだせないわね…あの幼虫飛び跳ねるし」

ラガル

「活きの良さが売り。後は……、焼き芋？」

歩

「焼き芋か…いいわね。普通のとスイートポテトにしようかな。近衛も好きそう。しょっぱいのはトニオ風モッツァレッラチーズとトマトのサラダとか」

ラガル

（ピコン、とツインテール揺らして）　「それ、その何とかチーズとかのサラダ。お持ち帰りする」

歩

「最近読んだ漫画の中に出てきたヤツなのよ。やたらとおいしそうだから作ってみようと思って」

歩

「試しに今作ってみよっか？」

ラガル

「味見！味見！」

歩

「しょうがにぃにゃー」（可愛い子には甘い

[arca] ＃手早くサラダを作る
[arca] http://blog.goo.ne.jp/shun_325/e/65d34a99a6854d31463d54596b664d0a
[arca] ＃こんなかんじ
[u_tako] ＃てろ
[u_tako] ＃ンまああ～～いっ！！

歩

「さ、できたわよー」（ラガルの前にことりと置いた

ラガル

「赤い…トマト……に、緑の……液体…」

歩

「ワカメとアンチョビのドレッシングよ」

[u_tako] ラガル：

ラガル

（かなり警戒しながら、むしゃりと齧る）

ラガル

「……んみゃー」

[arca] ＃チーズがトマトをトマトがチーズをひき立てる

歩

「んみゃ？」

ラガル

（頷いて、もしゃもしゃと食べてる）　「んみゃい、んみゃい」

歩

「よかった」（嬉しそうに微笑んだ

ラガル

「…冬に向けて太らなければ、ならないので…」

[u_tako] ＃むしゃぁ

歩

「チーズはありものだけどね。今日お店終わったら良いヤツかいにいくつもりよ。……冬眠するの？」

ラガル

「冬眠まではしない。睡眠時間増やすだけ」

歩

「そっか、よかった。じゃあから揚げももうちょっと食べていいわよ」

[arca] ＃小皿にから揚げ補充

ラガル

「ひっひっひ、計画通り！」　（がじがじ

歩

「しょうがにゃいにゃー」（うふふ

[arca] ＃もういいやと思いセットでだしているミネストロローネと小盛りのご飯も出した

ラガル

（ぽっこりお腹膨らませて残さず食べる。食べ方が少しずつなので割りと時間かかった）

歩

「結局全部出しちゃったわ…あまあまです……」（軽く溜息

ラガル

（しーはーしーはー）

歩

「オヤジっぽいわよそれ」（お茶を出しつつ

ラガル

「あじゅじゅした…、また食べにきます…」

歩

「今度はお金払ってね」

ラガル

「……………」

歩

「無言は肯定とみなしましゅ」

ラガル

「……ぎゅぅ」　（こくんと頷く

歩

「損なのお金苦しいの？」

[arca] ＃そんなに

ラガル

「タダ飯は格別だって、ハム次郎が…」

歩

「ハム次郎」

歩

「そんなこと言ってるのね…」

[u_tako] ＃次の日には飯になるのに

ラガル

「確かに美味しかった」

[arca] ＃きっと私はxxx人目だもの

歩

「ラガルちゃんはもう客って言うよりご飯だけ食べて遊びに行く不良娘みたいな感じに……」

ラガル

「ヤンキー……ゴーホーム？」

歩

「たしかに見た目だけはそんな感じよね」（なでなで

ラガル

「ノーヘル、マッパで無免許運転しないとダメかー…」

歩

「それってもう変態さんの領域に」（ドキドキ

ラガル

「ヤンキーは皆やってるってフェロが言ってた」

歩

「え？そうなの？」

[arca] ＃ヤンキーの世界はあまりしらない

ラガル

「実際に見たことないし。…険しい道だと思う」

歩

「ヤンキー道もつらいのね…」

[arca] ＃メンチビームとか

ラガル

「ゆくゆくはカブキチョーで暴れて沖縄で孤児院立てないといけないとか…、ラガルには無理」

[u_tako] ＃蜥蜴が如く

歩

「そんな試練が…でも孤児院は良いかも」

[arca] ＃ラガルが如くだと妙に語感が良い

ラガル

「おこちゃまのお世話はラガルには無理だからヤ」

歩

「私はそう言うの好きなのよね。子供嫌い？」

ラガル

「子供は大変」

歩

「嫌いって訳じゃないのね。たしかに手間が掛かるのは確かねー」

ラガル

「ラガルが居たところは凄く忙しい所だったし、あの仕事はできない」

歩

「え。孤児院に居たの？」

ラガル

「うん。パッハロもフェロも、違う孤児院だけど居た」

歩

「そうだったんだ。私もね、ちょっと前まで孤児院でお手伝いしてたんだ」

歩

「実際は今でもたまに手伝いにいったりするんだけど」

ラガル

「お店やって情報屋やって孤児院手伝って、マイクラやって…大変だなー」

歩

「孤児院でお手伝いしてたときは相でもなかったんだけどね。いまは暇な時間作るの怖いし」

歩

「そういえば、エンダーパールも結構集まってきたわよ」

ラガル

「………暇だなー」

歩

「暇なんです…朝は特に」

[arca] ＃開店から昼時までほぼ客が来ない

ラガル

「制限解放だけでもできるようにパッハロと相談しとく」

歩

「制限解放？よくわからないけど、おもしろそうね」

ラガル

「気に入って貰えるとＷＬ設定したかいがある」　（むっふー

歩

「普通のエンダーマンとは手応えがまったく違うから、かなり疲れるけどね。楽しいわ」

ラガル

「あのエンダーなー……、本当疲れるから困る」

歩

「この前なんか弓持ってて、追いかけると離れてくし手も足もでなかったわ…」

ラガル

「向こうの方が精度良いからなー…ラガルの技術不足」

歩

「精度？」

ラガル

「（◎◇◎）」

ラガル

「さて、帰ろう。お腹は膨れた」

歩

「（◎ω◎）？」

歩

「何か隠してるのね。ま、言いたくないなら聞かないわ…。また来てね」

[u_tako] ラガル：

ラガル

（プンプンと手を振って斜向かいの店に戻って行った）

歩

「精度ねー…もしかしてWLってマルチプレイなのかしら」

歩

「どっかにラガルちゃんとかも居るのかな」

明日のメニューは無茶ぶり

[arca] 明日はトニオさん料理が出る
[u_tako] んまぁい！
[arca] 病気は治らないけどね！
[arca] スーパーで買えるもの買って、コネのある外商員に水牛のチーズを注文

歩

「水牛のチーズってすぐ用意できる？主に明日」

外商

「えっ……なんとかします」

[arca] ジェバンニ系外商員

歩

「本場のお願いね」

外商

「あい……」

時系列

2012年11月

解説

のんびりムードなアネモネラウンジの一日。

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