狭間06エピソード集 私立探偵部の日常

エピソード『ハロウィンの阿光とカウラ』

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目次

• エピソード『ハロウィンの阿光とカウラ』
  • 登場人物
  • ハロウィン探偵部
  • どう見ても犯罪者です
  • 時系列
  • 解説

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エピソード『ハロウィンの阿光とカウラ』

登場人物

鏡阿光

私立探偵部の部長。吸血鬼の仮装する。

カウラアード・シルフィ・ルートスペード

私立探偵部の部員。ジェイソンのコスプレをする。

ハロウィン探偵部

阿光

「やっぱりお前もお菓子をやらんと悪戯してくるのか」

カウラ

「まずは指からかしら」

阿光

「指から？」

カウラ

「お菓子をくれなければ、お菓子を用意するまで１０分ごとに骨を折ってくんでしょ？トリック・オア・トリート」

阿光

「それは最早悪戯と言うより拷問だ」

カウラ

「子供の悪戯って、具体的にどういう事するのかしら。スカート捲りとか浣腸とかやりたくないから、教室の机を隠すとか？」

[utako] ＃お菓子をくれなきゃイジメちゃうぞ（はぁと

阿光

「それは悪戯じゃなくていじめだ」

カウラ

「貴方ならどうするのよ」

阿光

「悪戯か……顔に髭を描くとか」

カウラ

「……女子にやったら泣かれるわよ」

阿光

「まあ、基本俺は悪戯しない側だったから」

カウラ

「まさかお菓子を配る側だったの……貴方」

阿光

「いや、ハロウィンに限らずという意味で」

[TK-Lean__] # 悪戯系の遊びしてる時は参加しなかった当時から厨二病

カウラ

「今年はどうするのよ。参加しないの？」

[utako] ＃小学生までならごっことかそう言う子として許される厨二病

阿光

「するとしたら誰にたかるんだよ」

カウラ

「先輩と後輩にかしら」

阿光

「先輩は兎も角、後輩にたかるな」

カウラ

「お菓子をくれなきゃ今から購買に走って買ってきなさい」

[utako] ＃親指で「いってこい」のサイン

阿光

「パシるな」

カウラ

「思ったのだけれど相手はあまり選ばなくて良いんじゃないかしら。悪戯するかは別として、とりあえず声をかけられそうな相手に仮装して声をかけるのが楽しいのよ」

阿光

「……まあ、それもそうか」

カウラ

「悪戯をするなら相手も喜ぶものが良いわね。悪戯という事で「悪戯されました＞＜」なんて書かれたカボチャ型のデコシールをプレゼントするとか」

阿光

「それ喜ぶのか？」

カウラ

「損をしたわけではないし、やられた方は一時だけでもテンション上がるでしょ」

阿光

「納得できるような出来んような」

カウラ

「イベント好きならそう言うのは記念として喜ぶでしょうけれど、楽しみ方の解らない人にとってはただのゴミにはなるわね」

阿光

「こういうのは楽しんだ者勝ちか」

カウラ

「当然よ」

阿光

「それで、何に着替えるんだ？」

カウラ

「そうね…、ジェイソンあたりが良いわね。ホッケーマスクと斧で事は足りるし」

阿光

「そこは吸血鬼じゃないのか……」

カウラ

「吸血鬼が吸血鬼の仮装するのも変でしょ」　（目じりに指を当てて払うとホッケーマスクが現れる

カウラ

（コーホー）

阿光

「えらい可愛らしいジェイソンだなあ」

[kisito] #可愛らしいジェイソン……なぎーのPBWのキャラか
[utako] ＃知らないｗ

カウラ

「指を切り落とされた人が言うんだから、可愛さは折り紙尽きね！」

[utako] ＃ロッカーから血糊のついたフランチェスカ

阿光

「それを言われると複雑な気分だ」

カウラ

「お菓子をくれなきゃ、次は腕かしら」

[kisito] #http://bne.chocolop.net/chara/status/?id=BNE001923
[utako] ＃結構可愛かった

阿光

「なんでスプラッタ前提なんだ」

[TK-Lean__] # これはｗｗ

カウラ

「スプラッターハロウィンなんてデスバーガーみたいで嫌ね……妙な捻りはくわえずに、おかしをくれなきゃ悪戯するわよ、が一番かしら」

[kisito] #そこで、「お願いします！」とか元気にいたずらを要求されたら白い目で見るしかないな。

阿光

「若干名悪戯希望しそうな奴に心当たりがあるんだが」

カウラ

「？、誰かしら」

阿光

「お前のファン三人組」

カウラ

「悪戯されたい、とは言いそうなのだけれど……、佐和山さん達からお菓子か悪戯か、と聞かれそうだわ」

阿光

「お菓子用意しとけよ」

カウラ

「アポロチョコはすでに準備したわ」

阿光

「まあ、足りなきゃ俺の手持ちからも分けてやろう」

[utako] ＃お菓子いらないからイタズラさせて☆と言いそうなのが若干一名

カウラ

「それはそうと、貴方はどんな格好するのよ」

阿光

「……じゃ、カウラがやらないなら吸血鬼で行くか」

カウラ

「またキザな感じになりそうなものを選ぶわね…」

阿光

「定番だろう、魔女とか、吸血鬼とか」

カウラ

「貴方なら、ほら……落ち武者ならぬ落ち仮面ライダーとか、ゾンビでプリキュア、みたいなのとかあるじゃない」

阿光

「それは何か方向性が違うような」

カウラ

「子供が見たら泣くかしら…、トリックオアトリート！と言う時点で悪戯成立してるわよね」

阿光

「ホラーだからな」

カウラ

「オバケの仮装だから平気な気もするわね」

阿光

「ていうか、プリキュアって何だ。女装しろと？」

カウラ

「貴方の十八番でしょ」

阿光

「別に得意って訳じゃないんだが」

カウラ

「プリキュア以外にも女子陸上部に女装して潜り込んでいた過去があると言うのに、女装に抵抗あったの？貴方」

阿光

「いや、抵抗はないが」

カウラ

「何に抵抗が残ってるのよ」

阿光

「特に何の意味もなく女装するキャラと言うお前の認識だ」

カウラ

「仮装っていう目的があるでしょ、意味もなく日頃から女装してるような認識はないわよ」

阿光

「そもそも仮装に女装の選択肢がナチュラルに入る時点で」

カウラ

「貴方が変装と戦闘服の選択肢に女装を入れてるからでしょ、今までの行動の成果じゃない」

阿光

「むう……必要に駆られて以外ではやって無かったと思うんだが」

カウラ

「可愛いかったから良いんじゃないかしら」

阿光

「お前にそう言われるのも、なんというか男としての尊厳が……」

カウラ

「中学生男子かっこ厨二病発症患者が男の尊厳なんて気にしてどうするのよ」

阿光

「それは、だからこそ気になるもんなんじゃないか？」

カウラ

「真っ当な硬派な男子が気にするものよ」

阿光

「自分では硬派な方だと思ってるんだが」

カウラ

「貴方は真っ当じゃない硬派だから微妙に違うじゃない」

阿光

「むう……まあ、とりあえず女装は無しの方向でだ」

カウラ

「仕方ないわね…、……吸血鬼ねぇ」

阿光

「何か不満か？」

カウラ

「捻りたいのは否めないわ」

阿光

「捻るって……」

カウラ

「アーカードで行きましょうよ、赤い吸血鬼」

阿光

「コスプレだなあ。まあいいけど」

[TK-Lean__] # 王冠を被る
[TK-Lean__] # つば広野帽子の上から王冠をのせたような感じ

カウラ

「……その王冠、どうにかしなさいよ」

阿光

「これ外すと元に戻るんだが」

カウラ

「知ってるわよ。変身して仮装するなら、せめて王冠を被ってるものじゃないと考えものね…」

阿光

「これくらいなら飾りで誤魔化せるだろう」

[TK-Lean__] # ティアラ的な形をした小さな装飾に変化

カウラ

「それぐらいなら、アレンジの範囲で大丈夫ね」

阿光

「要は王冠という体裁が整ってればなんとかなるからな。最悪ワッペンとかバッヂにもできるぞ」

カウラ

「階級を明示化しなければいけないのも大変ね」

阿光

「まあ多少の面倒は仕方ないだろう」(グラサンをかけなおしつつ)

カウラ

「まぁそうね」

[utako] ＃アーカードにジェイソン中学生で妙なハロウィン

阿光

「で、まずどこから行く？」

[utako] ＃カウラのトリックオアトリートが猟奇的でどうしようか悩む

カウラ

（斧素振り）　「料理研を襲撃するのがセオリーよね」

阿光

「……何故？」

カウラ

「イベント的に作ってるからでしょ。お菓子とか。沢山持ってそうね……、他にはハロウィンに託けて好きな人にお菓子を上げようなんて企んでる女子かしら」　（ぶんぶん

阿光

「知り合いとか居なかったら単なる強盗だぞその格好」

カウラ

「ちゃんと始めは交渉するつもりよ？　お菓子をくださいな、お菓子をくれなければ悪戯するわよ、ってトリックオアトリートよね？」

阿光

「斧を持ってか？」

カウラ

「魔女は杖、吸血鬼はマウスピースで牙、ジェイソンが斧を持って、何の不思議があるのよ」

阿光

「物理的な凶器は不思議が無いから怖いんだろ」

[TK-Leana] # 疑う余地もなく当たると死ぬ的な

カウラ

「この斧はちゃんとした模造品よ模造品、本物なわけないじゃない」

阿光

「せめてパッと見で分かるようにしとけ」

カウラ

「ちゃちな斧なんて持ってたら脅してもお菓子出さない可能性があるわ。なめられたら負けよ」

阿光

「やっぱり強盗じゃないか」

カウラ

「うるさいわね。とりあえず目に付いた生徒を捕まえて毟り取りましょ」

阿光

「はあ、まあ程々にな」

どう見ても犯罪者です

[utako] ＃先生の使いか、用紙を持って廊下を歩いて生徒を足止めするように斧を投げて止める。

阿光

「投げるな」（ちょっぷ

女子生徒

（目の前に刺さった斧に腰を抜かして座り込んで震えてる）

カウラ

「痛いわね！足止めに成功よ！ほら、お菓子を出しなさい！出さないと悪戯して吊るすわよ！」

女子生徒

「も、ももも、持ってない、です！」　（がたがたぶるぶると首を振って

阿光

「連れが失礼したな。これはつまり、単なるハロウィンだ。この斧も偽物だ」

[TK-Leana] # という阿光もかなりいかつい格好なのである

カウラ

（壁に刺さった斧を抜いて）　「つまり、お菓子を出さないと悪戯するわよ、この男が」

阿光

「人聞きの悪い事を言うな」

カウラ

「私が脅して、貴方が悪戯、私がお菓子を貰って、貴方は先生に怒られる。役割分担ね」

阿光

「美味しいとこ取りだな」

カウラ

「お菓子だけに、甘い物を啜る日という事かしら」

阿光

「上手い事言ったつもりか」

カウラ

「言ったつもりなのだけれど、甘いお菓子を口にしたいのよ。今は」

カウラ

「ほら、悪戯されたくなかったら早く持ってきなさ……あら」

[utako] ＃女子生徒　は　逃げ出した

阿光

「ほらみろ」

カウラ

「顔は覚えたわよ」

阿光

「憶えるな。というか、こういうのは冗談で済む知り合い相手に限定しとけ」

カウラ

「……仕方ないわね。じゃあもう、貴方で良いわよ。トリックオアトリート、お菓子を寄越しなさい。」

阿光

「はいはい、指切り落とされたらたまらんからな」

[TK-Leana] # ポッキーを一箱渡す

カウラ

（ガサガサと開けて早速ぽりぽりかじり始める）

阿光

「そのマスク上からポッキー食えるんだな」

カウラ

「口の穴に入れたらいけるわよ」　（８個ほど空いてる呼吸口に一本ずつポッキー刺して、ぽりぽりかじっていく。

阿光

「その食い方は流石にアホっぽいぞ」

カウラ

「アホっぽいとは失礼ね。ユーモラスに飛んでいると言いなさい」

阿光

「お前ほんとフリーダムだよな」

カウラ

「何故かしら、次は馬鹿にされてるような気分になったわ」　（斧で突きながら、穴に一本ポッキー入れてぽりぽり

阿光

「気のせいだろ」

カウラ

「気のせいなら褒め言葉として受け取っておくわ。一本あげる」

阿光

「おう、元々俺のだけどな」

[TK-Leana] # 一本貰う

カウラ

（ぽりぽりかじりながら）　「まさか今日のためにポッキー用意してたの？」

阿光

「まあ念のために持ってただけだ」

カウラ

「トリックオアトリートされてもポッキー一本で一人を撃退する作戦？」

阿光

「そうそう。やって来そうな相手に心当たりが無いわけでもなかったからな、誰とは言わんが」

カウラ

「あの３人組ね。こういうイベント好きそうなのだけれど、ポッキー一本じゃ文句言いそうな気がするわよ」

阿光

「……おう、そうだな」

カウラ

（当たった、とジェィソンマスクの上からでも解るドヤ空気）

阿光

「(それにプラスカウラも言いだしそうだと思ってたのは黙っておこう)」

時系列

2012年ハロウィン

解説

どう見ても犯罪者ですありがとうございました。

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