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狭間06エピソード集 私立探偵部の日常

エピソード『GARDENの中学生カップル』


目次


エピソード『GARDENの中学生カップル』

登場人物

鏡阿光
外に居ると際立つ中学生私立探偵のバカっぽさ。
カウラアード・シルフィ・ルートスペード
普段は振り回しているが今回は振り回される側。
豊秋竜胆
店長さん。口に出して言わないやさしさが身にしみる。
キューブ・クリスタル
GARDENに生息するゼラチナスキューブ。

本文

阿光
「ここだ。良い感じの店だろ」

[TK-Leana] http://kataribe.com/HA/06/M/0038/

カウラ
「どこかで見た事があるのだけれど……、初めて来るわね」

[utako] #産まれる前に近衛が来た事あるから吹利の知識として受けてる
[TK-Leana] # あったのかw
[utako] #かなり初期の頃に

阿光
「良い反応なのか悪い反応なのか判断に困るな」
カウラ
「以前にもここに来た事があるような……デジャブ、みたいな物よ」
阿光
「ふうん、まあいいや。とりあえず入ろう。ここのコーヒーはちょっと驚くほど美味しかったぞ」
カウラ
「雰囲気は中々なのだけれど、驚く程とは面白そうね」

[utako] #大げさな、みたいにため息ついて続く

阿光
「おう(……ちょっと苦かったけど)」
SE
からんからん
店頭産
「いらっしゃいませ……あら」
阿光
「こんにちは、マスター。約束通り、今日は相棒を連れて来ましたよ」
店長さん
「相棒?」

[Toyolina] #彼女じゃなくて? という顔

カウラ
「……どういう紹介の仕方してるのよ。貴方」

[utako] #かなり恥ずかしそう

阿光
(帽子を脱いで)「ん、事実を言っただけだが。俺の最も信頼する相棒で、かけがえのない人です」

[Toyolina] #なかなかこじらせてる中学生だった

店長さん
「お席はどちらになさいます?」#路面に面したペアシート(横並び) 普通の二人用テーブル(向かい合わせ)
阿光
「じゃ、そっちで」

[TK-Leana] # ペアシートの方を指さして、コートをコート掛けに

カウラ
(顔を真っ赤にしてもう帰りたそう)

[Toyolina] #これは
[utako] #何かの罰ゲームか
[TK-Leana] # ハハハ

カウラ
「大概慣れたつもりだったのだけれど……、何でこうも堂々としているのかしら。馬鹿なのかしら」
店長さん
「ご注文は後でお伺いしましょうか」

[utako] #ぶつぶつ

阿光
「そうですね、連れが少し落ち着いてから」
カウラ
「……私はエスプレッソとオススメケーキを1つ」
店長さん
「はい」

[utako] #迷った時のとりあえずメニュー

阿光
「じゃ、俺は前頼んだのよりマイルドな感じのコーヒーを」
店長さん
「かしこまりました。少々お待ち下さいませ」

[Toyolina] #軽く頭を下げるとアホ毛がprprした
[TK-Leana] # そういえば吸血鬼同士ってぱっと見でお互いわかるのかな
[Toyolina] #どうなんじゃろう
[Toyolina] #スタンド使いは鼻に血管が浮き出るみたいな共通点があるなら
[utako] #解りそうにない気がするけど、カウラはSRAの吸血鬼が集まるバーだかに顔出したりしてるので行ってたら見かけた事はあるかも?
[TK-Leana] # 店長さんSRAとは別系統だからの
[TK-Leana] # 来店してるかしらん
[Toyolina] #店長さんは良家のお嬢ですからね、面識は普通にあるだろうけど
[Toyolina] 客としていくことはどうだろう 休みの日とかなら
[Toyolina] (店が
[TK-Leana] # まあ、あった方がいいならあるくらいでいいか
[Toyolina] #それで

カウラ
(きょろきょろとして) 「……あのマスターもどこかで見かけた事がある気がするわ。さっきみたいなデジャブじゃなくて……実際に、どこかで……、変な感じだわ」
阿光
「同じ街に住んでるんだしそういう事もあるんじゃないか?」

[utako] #若手真祖ちゃんは世間知らずだった

店長さん
「お待たせ致しました……どうかされました?」
阿光
「彼女が、マスターの顔に見覚えがあるといってね。マスターが男性なら軽く嫉妬していたところだ」
カウラ
「多分気のせいだとは思うのだけれど……」(少し考えつつ)
店長さん
「はあ、彼氏さんの度量が試されてる場面ですねそれは……今日は珍しい豆が入ってるので、挽いてみました。どちらかというとさっぱり系の味です」
阿光
「へえ、それは楽しみです」

[TK-Leana] # 前は苦かったからな

キューブ
(カウンターの裏でぷるぷるしている)
阿光
(キューブを見て視線を止める)
阿光
「……なあ、カウラ」(小声)
カウラ
「……何よ」(小声
阿光
「あれ、何だと思う」
カウラ
「……貴方の方が来店経験多いんだから、むしろ私が聞きたいわよ」
阿光
「ゼリーかなんかだろうか……」(コーヒーに口を付ける)
キューブ
(ゼリーのふりをするために緑色になる)

[Toyolina] #ごまかしようがないのでごまかす気はすでになかった

阿光
(吹き出しそうになった所を住んでのところで飲み下し)「……しまった、今噴き出した方が探偵っぽかったかもしれん」
店長さん
(去り際に探偵っぽかったとか聞いてちょっとうけた)
カウラ
(珈琲に少し口をつけて)「……、何故かしらデジャブを感じた時にはもう少し……セピア色と言うかロマンスグレーと言うか、そんな印象があったのだけれど。貴方と来たのが失敗だったような気がしてきたわ」
阿光
「え、ちょっとショックなこと言うなよ」
カウラ
「軽い本を持って、今度は一人で来て見ようかしら……」(真剣に考える
阿光
「むう、何が不満なんだ」
カウラ
「格好つけてマスター、とか彼女のことを相棒、とか呼んでる所かしら。せめて産毛じゃない髭が生えてから言いなさいよ。そして、ついでにあの変な……緑色になったゼリーみたいな物は類友的に貴方が原因だわ。きっと」
阿光
「どう考えても最後のは濡れ衣だ!」

[TK-Leana] # がーん

キューブ
(『どうしましょう店長。推論にすぎませんが、お客様に見つかってしまったようです』と小さく表示する)
店長さん
(見つけて欲しそうにしてるからじゃん……)

[Toyolina] #小声

キューブ
(ぷるぷる)
カウラ
(じろー)
阿光
「で、実際なんだろうなアレ」
店長さん
(やっぱ気になってるよね……)
キューブ
(『おすすめメニューでも表示しましょうか』)
店長さん
(変に動くともっと注目されるよ)
カウラ
(店長に小さく手招き)
キューブ
(ぴたっ)
店長さん
(やっぱばれてた)「はい、どうなさいました」
カウラ
「……あの変な……ブツは何なのかしら。お店の飾りにしては少し意匠が違うわよね」
店長さん
「デジタルサイネージ的な何かと思っていただければ……」
阿光
「透明立体ディスプレイ?」
店長さん
「そういう感じの何か、ってところで……」
阿光
「いや、流石に無理がある気が……」
カウラ
「……そう言うもの、と言う事にしておきましょ」
阿光
「……まあ、好奇心を追求するのも探偵なら。都合の悪い事は黙殺するのも探偵だ」
店長さん
「詳しいことは私もよくわかってないので……そういうことにしていただけると助かります」

[Toyolina] #ほんとうにわかってないからしかたない

カウラ
「……それとは別にひとつ聞きたい事があるのだけれど。この人、前に来た時もこんなきざったらしいと言うか、スカした事言ってたかしら?」(阿光を小さく指差して
店長さん
(にっこり笑って答えない)

[Toyolina] #が、伝わる

カウラ
(対象的にすごく呆れた顔になった)

[utako] #が、伝わった

阿光
「な、なんだよ」
店長さん
「いえ、なんでもございませんよ?」
カウラ
「……ないわねぇ。通常営業してるようで、いっそ清清しいわ」
店長さん
「探偵のお客さんってなかなかおみえにならないので」
阿光
「何か気のせいかカウラからの株が落ちているような」
カウラ
「凄い推理力だわ。流石探偵ね」
店長さん
(さすが探偵)
店長さん
「どうぞごゆっくり」
阿光
「そのくらい分かるが納得できん……」
カウラ
「解らなくてもないわよ、探偵の似合いそうなお店、美味しい珈琲、ハードボイルドには持って来いだもの」
阿光
「だろう?」
カウラ
「……それが患っている中学生じゃなければ、どれだけ良かった事か……悩ましい所よね」
阿光
「患っているってなんだよ、人を病気みたいに」
店長さん
(耳がいいので聞こえてしまうががんばって右から左に聞き流す)

[Toyolina] #患ってるのあたりがツボる

カウラ
「ある意味病気よ。病気。全く……」
阿光
「納得できん……良いだろ探偵、ハードボイルドで」
カウラ
「その点は悪くないのだけれど……(うぅん……と唸って)……、良いと思うわよ。探偵、ハードボイルで」

[utako] #諦めはいった
[Toyolina] #投げやりになってるw

阿光
「くっ、大体まずは形から入るのはお前も似たような所あるだろ」
カウラ
「見合う衣装があれば揃えるわよ。その方が入り込めるし楽しめるもの」
阿光
「それと同じだ」
カウラ
「程度の問題は別よ」
阿光
「むう……ダメか?」
カウラ
「ダメとは言わないのだけれど……せめて、学校の外で紹介する時には相棒ではなく彼女として、ちゃんと紹介して欲しいわね」

[utako] #全くもう、とぼやきながらケーキを解体して口に運ぶ

阿光
「それは……確かに配慮が足りなかった。すまん、カウラ」
カウラ
「相棒の響きの方が格好良いもの。それとも、彼女という響きは恥ずかしかったかしら」

[utako] #ちくちく

阿光
「いや、恥ずかしくはないぞ。胸を張って言えるし自慢したいくらいだ」

[TK-Leana] # わたわた

カウラ
(横目に慌てる所を見て、機嫌も直る)「そう。良かったわ」
阿光
「マスター。いや、店長さん。こいつは俺の無二の相方だが、同時に大切な彼女でもあるので。改めて紹介しておく」
店長さん
「え、あ、はい、お願いします」
阿光
(ふうっとやり遂げた顔で座る)
阿光
「ちょっと恥ずかしいな、改めて言うのは」
店長さん
「よろしくお願いします、彼女さん」
カウラ
「あ、……貴方は底なしの馬鹿なのか、素直なのか……本当に困るわね。……よろしく、マスター」(顔を真っ赤にしながら、会釈して

[utako] #すぐに訂正するとは思ってなかった
[Toyolina] #どちかというと前者ではないか

カウラ
(全くもう、とまたぼやくが、どこか少し嬉しそうでもあった)
阿光
(改めて落ち付いた顔でコーヒーに口を付ける)
店長さん
(かわいい)

時系列

2013年2月

解説

GARDENにデートしに来る阿光とカウラ。微笑ましい中学生カップル。
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月影れあな

月影れあな

ログ切り人。IRCでのNickはTK-Leana。 思いつきでキャラメイクしては一発ネタで終わることが多いため、参加者ページのキャラクターリストは出オチキャラの墓場になっている。
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