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狭間06エピソード集

エピソード『箱の中身は』


目次


エピソード『箱の中身は』

登場人物

兎沙美三月
フリーター。
警察官
公僕。

本文

[chita] .rg HA06event
[Role] rg[chita]HA06event: ふたを開けると忙しそうな???????????????? が入っていた ですわ☆
[chita] 文字化けじゃないだろうなこの????????????

三月
(ふたを開けたまましばらく動かなかったが、渋い顔をしてそっと閉じる)
三月
「こんな恐ろしいものが道端に落ちているなんて、まるで現代日本ではないような気がするの」
三月
「いやいやいや待て待て待て。普通に現代日本でも使われているものであろう可能性は捨てきれないこともなくもないけれど見たことがないの」
三月
「とりあえず落とし物は警察に持っていくのが正しいと思うの。ヘイ、ポリスマン」
警察官
「なんだね、その白い箱は」
三月
「危険物なの」
警察官
「爆弾かい?」
三月
「違うけど」
警察官
「ちょうどいい。たまたま、いまこの派出所には、危険物担当のとても優秀な警察官がおみえになっている所だ。君、」
三月
「はい?」
警察官
「箱をそっとそこに置いて、3歩離れて、ゆーっくりと手を上げるんだ。おかしなそぶりを見せたら警棒で殴るよ」
三月
「殴られるのは気が進まないの」(箱をそっと地面に置く)
三月
(箱からいっぽいっぽ遠ざかりつつ、警察官のほうに近づく)
警察官
「おかしな真似をするなと言ったはずだ、近づくな」
三月
「べ、別におかしいことはしてないと思うの」
警察官
「近づくなと言ったはずだ」
三月
「でも、怖いの。そっちに行きたいの」
警察官
「あー、とりあえず止まれ。手をゆっくりあげろ」
三月
(とりあえず止まって、手をゆっくり上に挙げる)
警察官
「動くなよ」(地面に置いた箱を挟んで三月と相対する位置に移動しようとする)
三月
「なんだか、この箱よりもボクのほうが危険物扱いされてる気がするの」
警察官C
「間違ってないぞ」

[chita] # 交番から2人警官が現れて、三月を両脇から捕まえる

三月
「きゅ? この扱いは何」
警察官
「危険物を処理したあとで、話を聞かせてもらうからな」
三月
「こんな目に遭うなんて、あんまりなの、というか助けて」
警察官たち
(相手にしない)
三月
「ここから逃げさせて」
警察官
(三月を捕まえて離さない)
三月
「きゅー、怖いの」
警察官
(三月をにらんだ後、地面に置いた箱のふたを、ゆーっくりと開く)
警察官
(ふたをぱたんと閉じる。困った顔)
三月
(困った顔)
警察官
「これは、君のものか?」
三月
「さっき、道端で拾ったの」
警察官B、C
「中に何が入ってたんだ」
警察官
「ハチ」
警察官B、C
「ハチ?」
三月
「よくわからないけど、ハチの巣が入っていて、ハチがいっぱい忙しそうにぶんぶん言ってたの」
警察官B
「それは危険じゃないか」
警察官C
「巣箱か?」
三月
「巣箱……もし巣箱だとしたら、ふたの他に出入口があるはずなの」

[chita] # ぶーん

三月
「きゅ!?」
警察官
「うわーっ」
警察官B、C
「た、助けてくれーっ」

[chita] # 巣箱からハチが群れを成して飛び出してくる

三月
「ぎゃーっ」

[chita] # 三月の運命やいかに。続きはCMのあと
[chita] # 続きあるの?

時系列

2013年6月

解説

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