狭間06エピソード集 私立探偵部の日常

エピソード『黒騎士ゴリアテ』

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目次

• エピソード『黒騎士ゴリアテ』
  • 登場人物
  • 本文
  • 時系列
  • 解説

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エピソード『黒騎士ゴリアテ』

登場人物

佐藤火星

大飯喰らい。でも体重は気になります。

カウラアード・シルフィ・ルートスペード

超軽量級の先輩。胸は減量しているわけではない。

本文

火星

（朝、ジョギング後なのでちょっと盛り目にご飯を食べる）

火星

（昼、勉強疲れなのでお弁当後に購買で買った菓子パンを１つ食べる）

火星

（放課後、部活の活力を補うためにサブ弁当を１つ消費してライフを１ＵＰ）

火星

（部活動終了後、あまったクッキーなどのお茶請けを食べつつ帰宅）

[utako] ＃以上、夕飯までの火星の食事量

火星

「……（メモを取ってみて）……食べ過ぎなのかなぁ」

カウラ

「……運動部でもないのだから、ピザデブ路線だと思うわよ」

火星

「ピザ……？」

カウラ

「ピザみたいに丸いという意味かしら。それに貴女、差し入れ貰ったら直ぐ食べるから１日４食＋ではなく５食＋ぐらいに考えなさいよ。……後、今何ｋｇあるのかしら？」

火星

（ぱちぱちと瞬きしつつ、引きつり笑顔）

カウラ

「部員ではなくブ員の響きね……」

火星

「ち、違います！　ほら、僕って脚とか重いんですよ。し、脂肪はそんなについてないから、筋肉かもしれないですし、そそ、それに身長、身長分先輩達より重いのは当然ですし！」

[utako] ＃わたわた

カウラ

「私が貴女と同じ身長とルックスでも体重がＫ点越えしない自信はあるわ」

火星

「Ｋ点って何ですか！？　解らないけど越えてないです！」

火星

（少し腰を浮かせて座ると、ミシリと椅子が悲鳴をあげた）

カウラ

「……」

火星

「……あ、あいたた、関節が……変な音した、かなぁ」

カウラ

「最近、黒騎士に迫力出てきたな、主に足音に重量感を感じるとか何とか……という噂もあるわよ」

火星

「……鎧のせいです」（小声

カウラ

「成長期で色々成長しているのは解るのだけれど……、ちょっと増えすぎなら一度診てもらいなさいよ。病院や通ってる大学で」

火星

「定期健診は受けてますけど……特に問題はないみたいです。」（お腹に手を当てて、首を傾げつつ）

カウラ

（横からつんつんと突付いてからハッとして……、背中を触ってみる）「……気づいたのだけれど、貴女って結構筋肉質なのかしら？」

火星

「そうでもないと思います。僕より男子達の方が力強いし……、すっごい運動できる人と比べると見劣りする……かも」

[utako] ＃肩に手を置いて横に伸ばしたり、上に上げたりして
[utako] ＃登攀してたせいで見えない背中は以外と逞しい

カウラ

「……去年までいたゴリラ先輩を思い出したわ」

火星

「……何でですか」

カウラ

「食べて食べて食べて、トーナメント部では棍棒、園芸部では鍬、加えて壁登りなんてしてたら当然ゴリラもとい、筋肉は増えると思うわよ」

火星

「で、でもまっちょじゃない……ですよ？」

カウラ

「腹筋割れてたりしないの？」

火星

「……そんなに割れてないです」

カウラ

「貴女もう、黒騎士名はゴリアテにしなさい。ゴリアテ。先代からの贈り物として広めておいてあげるわ」

火星

「えぇ！？　いや、もうちょっとかわいい名前に！」

カウラ

「じゃぁキュクロプスなんてどうかしら。キュップいと鳴きそうでウマ（ＵＭＡ）カワイイわよ」

火星

「意味がちょっと……」

カウラ

「その手の学習もしておいた方が良いかもしれないわね……、ゴリアテ」

火星

「……」

[utako] ＃食べる量と運動量を減らそうかと、本気で考え始めた

時系列

2013年5月

解説

黒騎士名ゴリアテ。この瞬間から黒騎士名なるものを名乗る習慣が生まれたとか、生まれてないとか。

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